日帰り手術デイサージャリー
当院では、上肢の疾患を中心に日帰り手術を行います。 日帰り手術は、みなさまの負担を軽減すること、日常生活を中断せず早期に社会復帰できるようにすることなどを目的とします。 麻酔は、神経ブロックを中心とした伝達麻酔または局所麻酔です。伝達麻酔を行った場合には、手術後、数時間当院で経過をみてからの帰宅となります。
日帰り手術の対象となる疾患
手指のしびれをきたす末梢神経障害(手根管症候群、肘部管症候群など)
関節リウマチに伴う関節炎・滑膜炎、関節変形
狭窄性腱鞘炎(ばね指、手関節部の腱鞘炎など)
皮膚、皮下の腫瘍
皮膚の瘢痕形成
陥入爪(巻き爪)
腱損傷など
日帰り手術の流れ
01. 受診
まず当院を受診していただきます
02. 院長による診察・診断・説明
診察とともに、レントゲンやエコー検査などで検査を行います。検査が不十分な場合には、MRI検査、CT検査などを敬愛病院で行っていただきます。その後に、手術の可否、手術術式を決定いたします。
03. 手術説明
予定手術日までに手術の説明(インフォームドコンセント)を受けていただき、承諾書を提出していただきます。
04. 手術当日
通常、午後1時半から手術を行います。
1)手術部位の確認をします。
2)体調の確認をします。
3)抗生物質の点滴をします。
4)局所麻酔または伝達麻酔を行います。
5)麻酔が十分に効いていることを確認したうえで、手術を行います。上肢の手術の場合には、駆血帯を用います。
6)手術後、必要に応じてシーネ固定やレントゲン検査を行います。
7)手術後、体調に問題がないか確認したうえで、帰宅していただきます。痛み止め、抗生剤を処方しますので、帰宅後にお飲みください。
05. 手術翌日
創部を確認するために受診していただきます。
日帰り手術の費用
局所麻酔手術でのおおよその負担額です(3割負担の場合。手術料のみ。ほかに薬剤料などがかかります)。
手根管症候群
手根管開放術 1万2000円程度
肘部管症候群
神経剥離術 3万2000円程度
神経前方移行術 7万円程度
ばね指
腱鞘切開術 6000円程度
テニス肘
関節滑膜切除術 3万5000円程度
その他
腱縫合術 4万円程度
ガングリオン摘出術 1万円程度
軟部腫瘍摘出術(手) 1万2000円程度